


モーニング娘。

Chu Chu Chu 僕らの未来 / 大・人生 Never Been Better!
Chu Chu Chu 僕らの未来
作詞:つんく 作曲:つんく 編曲:大久保薫
大・人生 Never Been Better!
作詞:つんく 作曲:つんく 編曲:鈴木俊介
■アーティスト:モーニング娘。'22
■発売日:2022/06/08
■コード:EPCE-7682
■レーベル:zetima
つんく♂コメント
「Chu Chu Chu 僕らの未来」
やはりなんだかんだ言ってモーニング娘。の作品を作るのって腕がなる。
ピッチングの前にブンブン肩を回してる感じっていうのかな。
ただ、作品作りって気合い入れすぎると、聴いてる側にも歌う本人たちにも気づかれてしまうというか、「肩に力入ってるなぁ〜」ってなってしまう。
なので、やっぱプロとして、いかに冷静を保つかってのが大事。
今回のシングルにも僕の作品が2つあるわけですが、まず「Chu Chu Chu 僕らの未来」の方が先に仕上がりました。
何か奇を衒うつもりもないけど、どうしても刺激が欲しくっていわゆるBメロと呼ばれる部分で、拍子を変えました。
歌う側にも聴く側にも緊張感を保ち続けてほしいなぁって思って。
で、そのあとのサビですが、単に盛り上がるメロ、リズムにしたいところなんですが、どうしてもそれが自分の中で許されず。
何千人もぞろぞろとモーニング娘。とその仲間たちで大行進してるようなイメージが頭に浮かんでしまい、そういうメロディにしました。
今から100年前の日本のことを知ってる人は、この日本にはほんの少しの人しかいません。
今、50歳をすぎた僕でさえ、そのさらに50年前の想像が出来ないんです。
今から100年後を生きる人たちに2022年ってどんなだったと思う?
って言われても、きっと想像つかないんだと思います。
話が変わりますが、数年前に「今日から俺は!!」というドラマが流行ったり、この4月からもヤンキーがテーマのテレビドラマが始まりましたね。
僕が小学生の頃、いわゆるつっぱりが大ブームで、カッコ良いとかオシャレとかはわからなかったけど、みんなそんな格好してたし、小学生の頃の僕も「大きくなったらカッコ良くなりたい」って思ってたのは事実です。
今はあの頃のヤンキーファッションをネタのように扱って、それを見てる人たちも「あったあった」なんて笑って見てると思いますが、当時の当人たちはマジで真剣にアレをやってたわけです。
誰もがそのファッションが過ぎ去っていくなんて想像もしてなかったでしょう。
しかし、やがてしばらくすると「チェッカーズ」という過去に例のないスゴイのが突如出現して、日本のファッションをガラリと変えました。
あの小学生の頃の憧れてたつっぱりファッション(ヤンキールック)がどこ行く風となり、誰も彼もがチェックの服を着る時代がやってきたのです。
驚きました。憧れましたね。
なので、今回、この歌詞で言いたかったこともまさにそれ。
今、オシャレって言われてるモノが1年後にはどうなってるかわからないし。
今年流行ってるそれがその人にとって似合ってるかどうかもわからない。
なので、逆を言わば、それが似合ってようがいまいが、流行ってようが流行ってまいが、着たけりゃ着るという選択肢もあるわけです。
誰かが指差して「なんであんな格好してるの?」っていう人もいるでしょう。
「なんで今どきアイドルやってるの?」「まだ○○なんだ〜」てな具合に人はとやかくいうものです。
アメリカに住んでいると見えてくる部分として、特に日本は多勢に無勢。多い方が正論ってことが多い。
少数派は肩身の狭い思いをするとは思います。
しかし、自分を信じて、信念を貫き通す思いで、日々を生きていきたい。
僕自身もそう思いながらこの曲を作りました。
特に今年から18歳で成人になるわけで、これも誰かが決めたボーダー。
18歳で心の中まで成人している人もいれば、30歳になっても子どものままの人もいるでしょう。
でも、この曲で伝えたいのは
「It’s up to you」「It’s up to me」
「全ては自分次第」ということです。
その価値観を決めるのは己であるということをモーニング娘。のみんなにぜひ歌ってほしい、そんな思いの詰まった曲です。
「大・人生 Never Been Better!」
久々なのかもしれませんが、俗に「つんく♂ファンク」と呼ばれるジャンルに属する曲かと思います。
僕はそもそもこのモータウン系のR&Bやダンスナンバーが大好きで、1970年代のディスコミュージックも大好き。
1980年代のユーロビートもたくさん聴き、踊りました。
でも、なんとなく体に染みるのはアース・ウインド・アンド・ファイヤーのあのリズムと生ブラスが絡まる感じが大好きで、今聴いても何度も何度も興奮してしまいます。
今回のこの曲は1年くらい前に作って眠らせてあったものです。
今回のモーニング娘。の新曲を考えてる途中、最初に「Chu Chu Chu 僕らの未来」が決まって、「さぁもう一曲どんなだろ?」めちゃ悩みました。
「Chu Chu Chu 僕らの未来」で随分リズム的にもトリッキーなことはチャレンジしたので、そういう欲求は満たされています。
15期が入ってきて、コロナ禍で少々活動が不規則になっていた今、彼女たちにはリズムの基本やスタンダードなダンスナンバーの踊り方をよくよく知ってもらいたい。そう思います。
初期〜5期6期あたりまでのモーニング娘。はディスコミュージックを中心にヒットナンバーもたくさんあったし、夏まゆみ先生の得意とするファンキーなステップやリズムを叩き込んでもらったりもしたので、きっと理屈ではわかってないかもしれないけど、クラシックなダンスステップもたくさん教えてもらいました。
なので、それらは過去のシングル曲のフリつけにも組み込まれています。
というようなことを振り返ってる最中、
過去に自分が作っておいたストック曲も振り返ってみました。
お!あるやん!この曲や!
この曲は、今のモーニング娘。に足りない要素がいっぱい詰まってるやん!
そう思って、改めて鈴木俊介氏にアレンジを発注しました。
クラシックなダンスミュージックなんだけど、
でも2022年なやつをお願いします!と。
で、実際に仕上がったこの曲は2022年のファンクナンバーなので、リズムもブレイクも1980年代のそれとは全然違う細かさがたくさん詰まってます。
でも、ざくっと聴いていただいたら、そういう細かい部分より、爽やかで心地よい雄大な感じが心に入ってくると思います。(さすが鈴木俊介の本物力!)
それがこの曲の持ち味って自負してます。
ただ、あとは表現する側がその雄大な感じに飲み込まれず、細かくリズムを表現していかなければ、生ぬるい曲になってしまいます。
2022年の課題はこの曲をどう表現するか、そこにモーニング娘。’22の大きなテーマがあるんでしょう。
僕も彼女たちと一緒にこういう曲を心地よく世に送り出せるように日々精進しなきゃいけないなって思っています。
歌詞について一番伝えたいことは
「波風が立つ=正々堂々と生きる」ということ。
人生、信念のもとにまっすぐ歩いててもいろんな困難にぶつかります。
困難にぶつかると自分の信念を曲げてでもすんなり前に進んだ方がいいのかもな。って気が弱くなってしまうこともあります。
でも、そんな時も、正々堂々としてるからこそ、反発にも出会うということを知ってほしいなって思って、この歌詞を書きました。
そういう時ってなんとなく寂しいもの。
前に向かって前進するけど、何食わぬ顔してるけど、でも、内心はヒヤヒヤしてるし、ちょっとビビってるし、ちょっと怯んでるし。
そんな時ほど、「頑張って!」とか「大丈夫だよ!」
って声かけてもらえると、なんの根拠もなくとも嬉しいものですよね。
そういう強気の裏がえしにある人間味をうたっています。
ハーフ回の「ちょっぴり寂しいの」のあとのフェイク、北川頑張ってるでしょ! めちゃいいよね〜!
ちなみにこの歌詞でも着たい服着ていいよって言ってるし、食べたいもの食べて選んでいいって言ってる。
アメリカで生きてると、食べたいもの、欲するものを一瞬でも躊躇すると、GETしそこなうことが多々あります。
我が子らもアメリカの学校に行ってますが、アイデンティティは日本人なので、いわゆる「遠慮」してしまって、「あーあ」なんてことが多々あります。
瞬間的に「ほしい!」って手を挙げれる人間にならないといけません。欲しい時は欲しいって伝えないと!って逃してしまうものはたくさんあります。
日本の学校では先生が出席番号順に当ててくれたりするからねぇ・・・
最近はどうなんだろ?
ま、モーニング娘。のメンバーにしてもメンバー内であってもこういう時は先輩後輩関係なく、「はい!」って挙手出来る人たちであってほしいです。
(まあ、だからと言ってなんでもかんでも奪い合うという意味ではないことはわかってくれてるとは思うけど。笑)
芸能界にはアイドルだけでもごまんと人がいるし、芸能人や著名人となったら何人いるかわからない。
そんな中でいい意味目立っていかなきゃいけないわけだし、ゆえに、十数名のモーニング娘。メンバー内で遠慮や躊躇してる場合じゃないぞ!
って話です(笑)。
でも意地悪い子にはなっちゃだめだよ!
(それが二番のAメロの歌詞って感じかも)
ということで、
モーニング娘。には、この曲で「パっと明るい2022年」にしてもらいたい!って思ってます!
みんなも思いっきりダンスしてや〜!
やはりなんだかんだ言ってモーニング娘。の作品を作るのって腕がなる。
ピッチングの前にブンブン肩を回してる感じっていうのかな。
ただ、作品作りって気合い入れすぎると、聴いてる側にも歌う本人たちにも気づかれてしまうというか、「肩に力入ってるなぁ〜」ってなってしまう。
なので、やっぱプロとして、いかに冷静を保つかってのが大事。
今回のシングルにも僕の作品が2つあるわけですが、まず「Chu Chu Chu 僕らの未来」の方が先に仕上がりました。
何か奇を衒うつもりもないけど、どうしても刺激が欲しくっていわゆるBメロと呼ばれる部分で、拍子を変えました。
歌う側にも聴く側にも緊張感を保ち続けてほしいなぁって思って。
で、そのあとのサビですが、単に盛り上がるメロ、リズムにしたいところなんですが、どうしてもそれが自分の中で許されず。
何千人もぞろぞろとモーニング娘。とその仲間たちで大行進してるようなイメージが頭に浮かんでしまい、そういうメロディにしました。
今から100年前の日本のことを知ってる人は、この日本にはほんの少しの人しかいません。
今、50歳をすぎた僕でさえ、そのさらに50年前の想像が出来ないんです。
今から100年後を生きる人たちに2022年ってどんなだったと思う?
って言われても、きっと想像つかないんだと思います。
話が変わりますが、数年前に「今日から俺は!!」というドラマが流行ったり、この4月からもヤンキーがテーマのテレビドラマが始まりましたね。
僕が小学生の頃、いわゆるつっぱりが大ブームで、カッコ良いとかオシャレとかはわからなかったけど、みんなそんな格好してたし、小学生の頃の僕も「大きくなったらカッコ良くなりたい」って思ってたのは事実です。
今はあの頃のヤンキーファッションをネタのように扱って、それを見てる人たちも「あったあった」なんて笑って見てると思いますが、当時の当人たちはマジで真剣にアレをやってたわけです。
誰もがそのファッションが過ぎ去っていくなんて想像もしてなかったでしょう。
しかし、やがてしばらくすると「チェッカーズ」という過去に例のないスゴイのが突如出現して、日本のファッションをガラリと変えました。
あの小学生の頃の憧れてたつっぱりファッション(ヤンキールック)がどこ行く風となり、誰も彼もがチェックの服を着る時代がやってきたのです。
驚きました。憧れましたね。
なので、今回、この歌詞で言いたかったこともまさにそれ。
今、オシャレって言われてるモノが1年後にはどうなってるかわからないし。
今年流行ってるそれがその人にとって似合ってるかどうかもわからない。
なので、逆を言わば、それが似合ってようがいまいが、流行ってようが流行ってまいが、着たけりゃ着るという選択肢もあるわけです。
誰かが指差して「なんであんな格好してるの?」っていう人もいるでしょう。
「なんで今どきアイドルやってるの?」「まだ○○なんだ〜」てな具合に人はとやかくいうものです。
アメリカに住んでいると見えてくる部分として、特に日本は多勢に無勢。多い方が正論ってことが多い。
少数派は肩身の狭い思いをするとは思います。
しかし、自分を信じて、信念を貫き通す思いで、日々を生きていきたい。
僕自身もそう思いながらこの曲を作りました。
特に今年から18歳で成人になるわけで、これも誰かが決めたボーダー。
18歳で心の中まで成人している人もいれば、30歳になっても子どものままの人もいるでしょう。
でも、この曲で伝えたいのは
「It’s up to you」「It’s up to me」
「全ては自分次第」ということです。
その価値観を決めるのは己であるということをモーニング娘。のみんなにぜひ歌ってほしい、そんな思いの詰まった曲です。
「大・人生 Never Been Better!」
久々なのかもしれませんが、俗に「つんく♂ファンク」と呼ばれるジャンルに属する曲かと思います。
僕はそもそもこのモータウン系のR&Bやダンスナンバーが大好きで、1970年代のディスコミュージックも大好き。
1980年代のユーロビートもたくさん聴き、踊りました。
でも、なんとなく体に染みるのはアース・ウインド・アンド・ファイヤーのあのリズムと生ブラスが絡まる感じが大好きで、今聴いても何度も何度も興奮してしまいます。
今回のこの曲は1年くらい前に作って眠らせてあったものです。
今回のモーニング娘。の新曲を考えてる途中、最初に「Chu Chu Chu 僕らの未来」が決まって、「さぁもう一曲どんなだろ?」めちゃ悩みました。
「Chu Chu Chu 僕らの未来」で随分リズム的にもトリッキーなことはチャレンジしたので、そういう欲求は満たされています。
15期が入ってきて、コロナ禍で少々活動が不規則になっていた今、彼女たちにはリズムの基本やスタンダードなダンスナンバーの踊り方をよくよく知ってもらいたい。そう思います。
初期〜5期6期あたりまでのモーニング娘。はディスコミュージックを中心にヒットナンバーもたくさんあったし、夏まゆみ先生の得意とするファンキーなステップやリズムを叩き込んでもらったりもしたので、きっと理屈ではわかってないかもしれないけど、クラシックなダンスステップもたくさん教えてもらいました。
なので、それらは過去のシングル曲のフリつけにも組み込まれています。
というようなことを振り返ってる最中、
過去に自分が作っておいたストック曲も振り返ってみました。
お!あるやん!この曲や!
この曲は、今のモーニング娘。に足りない要素がいっぱい詰まってるやん!
そう思って、改めて鈴木俊介氏にアレンジを発注しました。
クラシックなダンスミュージックなんだけど、
でも2022年なやつをお願いします!と。
で、実際に仕上がったこの曲は2022年のファンクナンバーなので、リズムもブレイクも1980年代のそれとは全然違う細かさがたくさん詰まってます。
でも、ざくっと聴いていただいたら、そういう細かい部分より、爽やかで心地よい雄大な感じが心に入ってくると思います。(さすが鈴木俊介の本物力!)
それがこの曲の持ち味って自負してます。
ただ、あとは表現する側がその雄大な感じに飲み込まれず、細かくリズムを表現していかなければ、生ぬるい曲になってしまいます。
2022年の課題はこの曲をどう表現するか、そこにモーニング娘。’22の大きなテーマがあるんでしょう。
僕も彼女たちと一緒にこういう曲を心地よく世に送り出せるように日々精進しなきゃいけないなって思っています。
歌詞について一番伝えたいことは
「波風が立つ=正々堂々と生きる」ということ。
人生、信念のもとにまっすぐ歩いててもいろんな困難にぶつかります。
困難にぶつかると自分の信念を曲げてでもすんなり前に進んだ方がいいのかもな。って気が弱くなってしまうこともあります。
でも、そんな時も、正々堂々としてるからこそ、反発にも出会うということを知ってほしいなって思って、この歌詞を書きました。
そういう時ってなんとなく寂しいもの。
前に向かって前進するけど、何食わぬ顔してるけど、でも、内心はヒヤヒヤしてるし、ちょっとビビってるし、ちょっと怯んでるし。
そんな時ほど、「頑張って!」とか「大丈夫だよ!」
って声かけてもらえると、なんの根拠もなくとも嬉しいものですよね。
そういう強気の裏がえしにある人間味をうたっています。
ハーフ回の「ちょっぴり寂しいの」のあとのフェイク、北川頑張ってるでしょ! めちゃいいよね〜!
ちなみにこの歌詞でも着たい服着ていいよって言ってるし、食べたいもの食べて選んでいいって言ってる。
アメリカで生きてると、食べたいもの、欲するものを一瞬でも躊躇すると、GETしそこなうことが多々あります。
我が子らもアメリカの学校に行ってますが、アイデンティティは日本人なので、いわゆる「遠慮」してしまって、「あーあ」なんてことが多々あります。
瞬間的に「ほしい!」って手を挙げれる人間にならないといけません。欲しい時は欲しいって伝えないと!って逃してしまうものはたくさんあります。
日本の学校では先生が出席番号順に当ててくれたりするからねぇ・・・
最近はどうなんだろ?
ま、モーニング娘。のメンバーにしてもメンバー内であってもこういう時は先輩後輩関係なく、「はい!」って挙手出来る人たちであってほしいです。
(まあ、だからと言ってなんでもかんでも奪い合うという意味ではないことはわかってくれてるとは思うけど。笑)
芸能界にはアイドルだけでもごまんと人がいるし、芸能人や著名人となったら何人いるかわからない。
そんな中でいい意味目立っていかなきゃいけないわけだし、ゆえに、十数名のモーニング娘。メンバー内で遠慮や躊躇してる場合じゃないぞ!
って話です(笑)。
でも意地悪い子にはなっちゃだめだよ!
(それが二番のAメロの歌詞って感じかも)
ということで、
モーニング娘。には、この曲で「パっと明るい2022年」にしてもらいたい!って思ってます!
みんなも思いっきりダンスしてや〜!