奥村愛子 「くちびるセクシー」に関して
2005/10/05
奥村愛子との出会い。
‘05年の春頃、俺がNHKのPOP JAMのMCを担当していた頃、
[ブレイクレーダーネオ]というコーナーがあって、
そこは新人さんが出場し、観覧に来ているお客さんがこの先ブレイクしそうかどうか?
というのをジャッジするという、コーナーに出場してくれたのがきっかけだ。
(そもそも俺は、音楽に点数がないのを理由にスポーツの世界から文化の世界に来たのに、
意外とこうやって誰かが点数つけてることが多いと感じる。
まあ、お茶の間感覚で見てる分には正直おもろいねんけど・・・)
このPOPJAMの司会の契約期間の最後のほうに登場してくれた様に記憶している(結構あいまいそう、、、俺)。
で、そんな彼女が出演してくれたときに何ポイントGETしたか?とかは覚えて無いんだが、
なんともかんとも「エロエロ姉さんだった」ということだけ記憶していた。
俺も無意識のうちに発言していたようだ、
番組改編時期の総集編みたいなのを番組で振り返っている時、
やたらと「エロいなあぁ」「エロエロ姉さんやなぁ」って突っ込んでいた。
たぶん、歌い方、声、動きなど含めて、
普段プロデュースしているハロ−!プロジェクトのメンバーからは出てこない歌の汁を、
全身から「色気」として放っていたのであろう。
俺が思う「色気」って二種類あって、
一つは、本人も意識し大人として身も心も成熟しきった人間が余裕の中で自然に放つもの。
もう一つは、本人も無意識のうちに幼虫からさなぎとなり、
それがちょうど孵化し真っ白い色で成虫となって飛び立とうと準備している軟な瞬間。
この時って、誰が見てもまだまだ不安定で、さなぎの時よりも天敵が多くつい手を差し伸べたくなる。。。
そんなものだ。
現在の奥村愛子が放つ「エロエロ姉さんの色気」とは、まさに、その後半に記述した方であろう。
全身を使って、不器用そうにたどたどしく、歌う。
その姿が妙に色っぽく、かわいげがあって、
また応援に来たくなる新人ちゃんのような、よちよち満載であった。
とか、なんとか、そんな風に思いながらの日々の中、
人生の次のページをめくろうとしていた矢先、
奥村愛子の所属するレコード会社「東芝EMI」から彼女のプロデュースの依頼へのオファーがあった。
「わが社の奥村をもっとエロくしてほしい」との事。(あ、勝手にそうやって解釈しているだけで〜す)
「なるほど!それはおもしろい!」と思い。
即答で「俺でよければ、全力でエロ戦闘モードに入ります」と。
そこから彼女と打ち合わせ、彼女が自ら抱いている歌手像や、
将来の夢とか、いろいろミーティングし、
そんな中でインスパイアーされて出てきたのが、この「くちびるセクシー」です。
ブルーノートな世界を生かしつつのポピュラー感。
(中々このスケールを自然に声に出せる歌手はいないですよ!)
さなぎから脱皮したての大人にしか歌えない、「危なかっしさ」をさらにディフォルメすることが、
俺の今回のプロデュース方針でした。
むき出しの姿で歌ってくれた彼女の姫たる(秘めたるとかかってるよ〜)
パワーを一曲に詰めることが出来たので、
俺としても、非常に満足の行く、作品に仕上がりました。
CDジャケットのテーマは「どこに逃げたらいい?!」です。
追い込んで追い込んで、あせって汗がじとっと流れてくる瞬間。的なことにチャレンジしてください!
と、カメラマンの杉山さんにお願いしました。
さて、今後の奥村愛子にもめちゃ注目ですよ!!!
アーティスト:奥村愛子
発売日:2005.11.16
商品番号:TOCT-4939
価格:¥1.050(TAX IN)
詳細はコチラ
‘05年の春頃、俺がNHKのPOP JAMのMCを担当していた頃、
[ブレイクレーダーネオ]というコーナーがあって、
そこは新人さんが出場し、観覧に来ているお客さんがこの先ブレイクしそうかどうか?
というのをジャッジするという、コーナーに出場してくれたのがきっかけだ。
(そもそも俺は、音楽に点数がないのを理由にスポーツの世界から文化の世界に来たのに、
意外とこうやって誰かが点数つけてることが多いと感じる。
まあ、お茶の間感覚で見てる分には正直おもろいねんけど・・・)
このPOPJAMの司会の契約期間の最後のほうに登場してくれた様に記憶している(結構あいまいそう、、、俺)。
で、そんな彼女が出演してくれたときに何ポイントGETしたか?とかは覚えて無いんだが、
なんともかんとも「エロエロ姉さんだった」ということだけ記憶していた。
俺も無意識のうちに発言していたようだ、
番組改編時期の総集編みたいなのを番組で振り返っている時、
やたらと「エロいなあぁ」「エロエロ姉さんやなぁ」って突っ込んでいた。
たぶん、歌い方、声、動きなど含めて、
普段プロデュースしているハロ−!プロジェクトのメンバーからは出てこない歌の汁を、
全身から「色気」として放っていたのであろう。
俺が思う「色気」って二種類あって、
一つは、本人も意識し大人として身も心も成熟しきった人間が余裕の中で自然に放つもの。
もう一つは、本人も無意識のうちに幼虫からさなぎとなり、
それがちょうど孵化し真っ白い色で成虫となって飛び立とうと準備している軟な瞬間。
この時って、誰が見てもまだまだ不安定で、さなぎの時よりも天敵が多くつい手を差し伸べたくなる。。。
そんなものだ。
現在の奥村愛子が放つ「エロエロ姉さんの色気」とは、まさに、その後半に記述した方であろう。
全身を使って、不器用そうにたどたどしく、歌う。
その姿が妙に色っぽく、かわいげがあって、
また応援に来たくなる新人ちゃんのような、よちよち満載であった。
とか、なんとか、そんな風に思いながらの日々の中、
人生の次のページをめくろうとしていた矢先、
奥村愛子の所属するレコード会社「東芝EMI」から彼女のプロデュースの依頼へのオファーがあった。
「わが社の奥村をもっとエロくしてほしい」との事。(あ、勝手にそうやって解釈しているだけで〜す)
「なるほど!それはおもしろい!」と思い。
即答で「俺でよければ、全力でエロ戦闘モードに入ります」と。
そこから彼女と打ち合わせ、彼女が自ら抱いている歌手像や、
将来の夢とか、いろいろミーティングし、
そんな中でインスパイアーされて出てきたのが、この「くちびるセクシー」です。
ブルーノートな世界を生かしつつのポピュラー感。
(中々このスケールを自然に声に出せる歌手はいないですよ!)
さなぎから脱皮したての大人にしか歌えない、「危なかっしさ」をさらにディフォルメすることが、
俺の今回のプロデュース方針でした。
むき出しの姿で歌ってくれた彼女の姫たる(秘めたるとかかってるよ〜)
パワーを一曲に詰めることが出来たので、
俺としても、非常に満足の行く、作品に仕上がりました。
CDジャケットのテーマは「どこに逃げたらいい?!」です。
追い込んで追い込んで、あせって汗がじとっと流れてくる瞬間。的なことにチャレンジしてください!
と、カメラマンの杉山さんにお願いしました。
さて、今後の奥村愛子にもめちゃ注目ですよ!!!
つんく♂
2005年10月吉日
2005年10月吉日
アーティスト:奥村愛子
発売日:2005.11.16
商品番号:TOCT-4939
価格:¥1.050(TAX IN)
詳細はコチラ