米津玄師氏の担当の方から連絡がありました。
2022/09/19
米津玄師氏の担当の方から連絡がありました。
「モーニング娘。の「そうだ!We're ALIVE」のフレーズの一部を使用させていただきたい。」
と。
僕は、これまでに2000曲ほど発表してきたということもあって、楽曲のカバー申請や著作物の一部使用許諾申請などは頻繁にあります。
これは非常にありがたいことです。
たいていの場合は、ライブ音源としての使用だったり、アルバルの中の1曲であったり、
プロモーション曲としてフルカバーしたいという許諾申請です。
しかし、今回の許諾申請に関しては、すでに有名なアーティストが、
テレビアニメのタイアップの新曲の中で一部を使用したいというもの。
同じクリエーターとしては「え?どういう意味だろ」と最初は理解出来ませんでした。
・普通は自分で全部作るだろう。
・ニュアンス出したいなら似て非なるものを作ればいい。
と、作家としては思ったし、また、楽曲を管理する音楽出版会社としても、
「おっと、こりゃ諸々大変だぞ」と、そう考えると思った。
スタッフ経由でもう少し細かく確認してもらったけど、
アーティストがクリエティブ作業の途中なので、最終的にどんな仕上がりに
なるのかわからないが「努力 未来 A BEAUTIFUL STAR」
の部分を使用させてほしいということしかわからないという。
と、ここまで来ると同じクリエーターとしても制作途中のひらめきに関して、理由もクソもないだろう。
そう閃いたのだからそうするのだ。
こう考えるわけで、
「うん。野暮は言いっこなしだ」
僕はこれ以上何も言わず、聞かず、途中経過も気にすることなく、
「好きなようにやってもらえばいい。最終的に使わなかったらそれはそれ。作品というのはそういうものだ。」
と、そう考えたので、スタッフとの会話も一旦、そこで終わった。
それから数ヶ月が経過し。
僕は会議の中でいくつもの議題について話していました。
そんな中、ひとつとして、
「米津さんの作品があがってきました。」
とありました。
「あ、あの例のふんわりしたままの件。どうなったのだろう」
めちゃ気になりつつも、何食わない顔して、作品を聴かせていただきました。
才能の塊というのは本当に恐ろしい。
彼の頭の中にあった一欠片のひらめきは
いつの間にか、強力なメッセージとなり、
美しい旋律と共に僕の耳の中に入ってきた。
「作品ってこういうことだよなぁ」
そう思いながら、次の議題へと会議は進んで行きました。
ただ、僕の頭は興奮していました。
いろんな意味で、今までにない経験をさせてもらい、
楽しかった。ありがとう。
テレビアニメ「チェンソーマン」も楽しみにしています!
「モーニング娘。の「そうだ!We're ALIVE」のフレーズの一部を使用させていただきたい。」
と。
僕は、これまでに2000曲ほど発表してきたということもあって、楽曲のカバー申請や著作物の一部使用許諾申請などは頻繁にあります。
これは非常にありがたいことです。
たいていの場合は、ライブ音源としての使用だったり、アルバルの中の1曲であったり、
プロモーション曲としてフルカバーしたいという許諾申請です。
しかし、今回の許諾申請に関しては、すでに有名なアーティストが、
テレビアニメのタイアップの新曲の中で一部を使用したいというもの。
同じクリエーターとしては「え?どういう意味だろ」と最初は理解出来ませんでした。
・普通は自分で全部作るだろう。
・ニュアンス出したいなら似て非なるものを作ればいい。
と、作家としては思ったし、また、楽曲を管理する音楽出版会社としても、
「おっと、こりゃ諸々大変だぞ」と、そう考えると思った。
スタッフ経由でもう少し細かく確認してもらったけど、
アーティストがクリエティブ作業の途中なので、最終的にどんな仕上がりに
なるのかわからないが「努力 未来 A BEAUTIFUL STAR」
の部分を使用させてほしいということしかわからないという。
と、ここまで来ると同じクリエーターとしても制作途中のひらめきに関して、理由もクソもないだろう。
そう閃いたのだからそうするのだ。
こう考えるわけで、
「うん。野暮は言いっこなしだ」
僕はこれ以上何も言わず、聞かず、途中経過も気にすることなく、
「好きなようにやってもらえばいい。最終的に使わなかったらそれはそれ。作品というのはそういうものだ。」
と、そう考えたので、スタッフとの会話も一旦、そこで終わった。
それから数ヶ月が経過し。
僕は会議の中でいくつもの議題について話していました。
そんな中、ひとつとして、
「米津さんの作品があがってきました。」
とありました。
「あ、あの例のふんわりしたままの件。どうなったのだろう」
めちゃ気になりつつも、何食わない顔して、作品を聴かせていただきました。
才能の塊というのは本当に恐ろしい。
彼の頭の中にあった一欠片のひらめきは
いつの間にか、強力なメッセージとなり、
美しい旋律と共に僕の耳の中に入ってきた。
「作品ってこういうことだよなぁ」
そう思いながら、次の議題へと会議は進んで行きました。
ただ、僕の頭は興奮していました。
いろんな意味で、今までにない経験をさせてもらい、
楽しかった。ありがとう。
テレビアニメ「チェンソーマン」も楽しみにしています!