


タンポポ

王子様と雪の夜
7th Single
王子様と雪の夜
作詞/作曲:つんく 編曲:永井ルイ
c/w
年末年始の大計画
作詞/作曲:つんく 編曲:鈴木Daichi秀行
■アーティスト:タンポポ
■発売日:2001-11-21
■コード:EPCE-5126
■レーベル:zetima
つんく♂コメント
僕としても気持ちよく制作出来ているんで、“いまタンポポはここだろう” とか、“ここはもうちょっとつきつめていけるんじゃないのかな”っていうのは見えやすいんですよね。あと、僕がビートルズとかずっと聴いてきている『感じ』なんかに関しては、アレンジャーや制作スタッフに伝えやすい部分もあるし、みんなも理解しておもしろがってやってくれるんです。その方向を、行き過ぎずに「いいところ」で引き止めるのも、僕にとっては分かりやすいジャンルだから着地点も見えやすい。そこらへんが多分「タンポポらしさ」が今出ている部分につながっているのかなと思いますけどね。「王子様〜」は、コーラスの厚みの部分とかも色々あるんですけど、ベースの音は一番こだわりましたね。楽しかったのは、二番が終わって、間奏の部分の♪クワカ クワッカグングン♪っていう本人達のコーラスとクラビネットのユニゾン部分、なんかモータウンな感じがして、僕の中では「オシャレ」な聴き所なんです。最近、娯楽としてテレビも楽しめない時代になってきてるでしょ。この歌は、テレビからながれてくるニュースや報道を見てるうちに女の子が不安になるってところから始まる。その瞬間に真っ先に電話したくなる人、それが「私の王子様」なんですね。こういう歌詞は去年の今頃じゃ書けなかっただろうなって思います。時代なんでしょうね。ただメンバーが気付いてくれたかどうかは・・・(笑)さっきも言いましたけそ、タンポポに関しては着地が見えやすい。だから「タンポポ」というフィールドなら自分で感じるこんな突っ込んだ内容のこともちょっと入れてみようかっていう気持ちになったんですよね。でも、やっぱり「これでいこう!」ってところにたどり着くまでは時間がかかりますよ。だって二番煎じじゃなくやっぱり進化してなきゃダメですからね。